新型コロナウイルスが国内に蔓延しています。コロナウイルスに感染すると、だるさ、発熱、咳、痰、肺炎、関節痛など、風邪と全く同じ症状が出るようです。寒い季節はコロナウイルスでなくても新型インフルエンザなどが流行っています。風邪を引いて免疫力や体力が落ちていた時に、コロナウイルス菌に接触すると感染してしまう恐れがあり、その風邪対策として「春菊」の活用の仕方を紹介します。

　春菊は、漢方においても古くから、のぼせを鎮めて回復力や抵抗力を高める「食べる風邪薬」として珍重されてきました。栄養価も高い春菊には血行不良に効果的なビタミンEや、抗酸化力の高いβカロテン、免疫力アップに役立つビタミンCなどが豊富に含まれ、抵抗力や回復力を高める漢方として利用されています。

　春菊を食べる方法の他に、春菊の「煮汁」の作り方と飲み方を紹介します。

　５０ｇ程度の春菊を１～２リットル位の水と一緒に鍋に入れ、強火にて沸騰させます。沸騰したら一番弱火にして、約３０分位加熱すると春菊の煮汁が出来上がります。これを網かネットでこした煮汁をペットボトルなどに入れて冷蔵庫に保管します。毎日、５０CC程度の煮汁を１～２週間飲用します。中途で終ったら再び２週間後に同じ様に煮汁を作って飲用します。